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2004年8月9日 第一回民間放送増力(実況中継)

2005年暮れを待たずに前年8月9日全局受信成功     8月15日安定受信成功
  スマートなUNO-200で受信    東京タワー

8月2日のNHKG増力効果を見た限りでは、受信圏外にある八王子では『100W増力』を実感することができず、8月9日の『P5受信危うし』と、言ったところが率直な感想であった。
8月9日の民間増力の結論は、アンテナレベルをとにかく上げるように努力するのが、一番効果がある。
それには、地デジの受信には出来るだけ次のことからスタートするのが王道と確信した。以下はその顛末です。いずれにしても、宇都宮中継局管内でのアナアナ変換工事が完了する来年まで、地上デジタル放送電波の埼玉県へのスピルオーバーは認めていないので、埼玉県では、来年くれまで厳しい状況が続くことになりそうである。

一、超高感度なアンテナを使用する
二、アンテナ直下に対応ブースターを取り付ける
三、ブースターとテレビを太目のケーブルで直結する
四、NHKGのアンテナレベルを眺めながら、東京タワーに正確にアンテナを向ける
五、弱電界地帯でミキサー(混合器)を取り付けると感度低下を招く


朝日新聞特報 平成16年7月30日(金)
 総務省は30日、関東地方の地上デジタル放送視聴地域拡大に向けた混信対策が完了したと発表した。民放各社は8月9日から東京タワーから発射する電波出力を上げ始める。


地上デジタル放送を東京タワーから1.5kmほどしか離れていない六本木ヒルズでも見られない。アテネ五輪中継をハイビジョン放送で楽しめる地域を広がるため民放各社はまず8月上旬から、東京タワーから発射している電波を現行の15ワットから段階的に増力し、混信障害などをチェックしながら、今回のエリア拡大の目標700ワットまで増力する。

現行の約12万世帯から1都4県にまたがる約640万世帯に10月初め一気に増える。NHK総合放送開始時の出力は300Wで、690万世帯であった。民放受信できるのは、50万世帯少ない。

(1) 下準備ミキサーを取り付ける

8月2日の増力とはいえ、出力は140W、しかもスピルオーバーは認められていない。このため実際受信してみないと分からないのが、地上デジタル放送です。 さらに、同じ地域であっても、ロケーション、 アンテナ性能やケーブルの品質と総延長によって大きく差があります。

この地では、東京タワーに向けたアンテナで多摩中継所、TVKテレビ神奈川を支障なく受信できており、方位の異なる八王子中継所もノイズを交えて入感します。 このような地で、LS20+16chフィルター+UHFローパスフィルター役に特定地域用混合器+ブースターと、地デジ受信には、ごく普通の受信環境でアタックしてみました。


地域限定のUHFミキサーの取付け工事:8月8日、増力に備えた見直しの一環として地域限定のUHFミキサーをYカメラで取り寄せた。ヨ○バシカメラに注文して1週間足らずでこれまた廉価3,5kで入手できた。11時頃から工事を行ったが、屋根瓦はフライパンのように熱く卵を落とせば目玉焼きができるほどである。UHFミキサーは16chフイルターの後に取付けたが、これにより多摩、八王子両中継局から出されているアナログUHFアナログ放送に非常にノイズが多くなったので、どうやら確実に落ちた。NHKGの画面は、ブロックノイズにさらに強くなったようです。

取り付け結果(NHK総合)(地デジ27ch)
アンテナレベル    45〜49
            (ブースターゲインmax)
アンテナ  マスプロ LS20
トラップ  日本アンテナのUHFエリミネータフイルターUBE(J16)
地域限定混合器 日本アンテナのMI(13−28) ケーブル5CFV
ブースター 屋外型マスプロ UB33S
ケーブル  既設5C2V


地上デジタル放送と従来のUHFアナログ放送を混合するものであるが、某掲示板では日本アンテナの地域向けUU混合器UU(13-28/47-62)で46chをカットしつつ、16chフィルタと あわせて使うことで、20〜28chの電波を残すことが出来ると紹介されている。

(2) 受信環境

測定日       
アンテナ      
トラップ       
地域限定混合器 
ブースター     
ケーブル 
分配器 3個
ブースター    
テレビ     
2004年8月9日
マスプロ LS20
日本アンテナの屋外型UHFエリミネータフイルターUBE(J16)
日本アンテナの屋外型MI(13−28) ケーブル5C2FV
屋外型マスプロ UB33S(アンテナ直下)
既設5C2FV   21mくらい?

室内型YAGI VTR-W26A(テレビ直前)
TOSHIBA 28D400

10dB
−3dB
−6dB
30dB
−7dB
−6dB
20dB

※ アンテナから下位にある室内ブースターは、地デジには外しても変化がなく全く役立たないようです。屋外型ブースターの電源はテレビから供給しています。        <文頭>

(3) アナログ試験電波

9日月曜日の早朝に、地デジの増力のために各放送局は一斉に試験電波を発車した。これはその記録です。(写真は、下段にあります)

01:26 TBS 放送を一時休止
01:27 NHK教育 放送休止
01:32 TBS 断続的にテストパタン
01:55  NHK教育 放送機器メインテナンスのためテストパターン表示(写真1)
02:06  TBS テストパターン表示02:12 フジテレビ 放送休止(写真2)
02:14  フジテレビが、テストパターン表示(写真3)
02:23  日テレの終了(1:25)が1時間以上、遅い?
02:25 日テレ 放送休止
02:40 テレビ朝日は予定通り終了(写真4)
02:14 日テレ テストパターン表示(写真5)
03:00 アナログ全局停波
03:32 地上デジタルのTV東京が、一番手でテストパタン表示開始
03:36スキャンしたら、全部、埋る

放送開始前のアンテナレベル

これは増力の悪影響の有無をチェックするために撮影したもの。

各局のカラーバー(テストパターン)

NHK教育放送(写真1)
TBS(写真2)

フジテレビ(写真3)
テレビ朝日(写真4)
アナログ放送 東京MXテレビ
日テレ(写真5)
テレビ東京

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(5) 3:23 地上デジタル、再スキャン(第一回)

3:23 D-pa放送エリアから外れたこの地で、これ程スキャンできるとは驚きである
デジタル放送

(6) 地上デジタル試験電波のアンテナレベル

東京MXテレビ
 
フジテレビ
TBS
テレビ東京
テレビ朝日

日テレ(click here)
NHK教育放送

(7) 3:35 地上デジタル、再スキャン(第二回)

再度、スキャンしてみると、NHKEとMXまでも新たに入感してスキャンで引っかかった!
  

(8) 4:31 地上デジタル放送再開

放送再開時の番組4、6、8、10、
日本テレビ
  フジテレビ
テレビ朝日
東京MXテレビ

<文頭>

(9)増力のまとめ
NHKG 410Wとフジテレビ 140Wを比較してみると、アンテナレベルは49、41と余り変わらない。このことからすると、アンテナレベルはデジタル放送では送信電力に寄らないようである。同じ140WのフジテレビとTBSを比較してみると、41、35と差がある。これは、テレビ局ごとに、アンテナビーム調整の差異があるといえる。
他の方のデータをみていると、事前に取り付けたアナログ電波を減衰させるフィルタ代わりの混合器が効果をあげている事が伺える。

有力情報の受信報告を読んでいると、2005年:来年暮れまで待つことなく、D-pa放送エリアから遠く外れたVゾーンの埼玉県富士見市、鴻巣市でも、今回、NHKGを見られたのはまさに増力効果です。

なお、9日の夜中には、全局映るようになっていたが、10日仕事から帰ってチェックするとまたブロックノイズだらけになっていた。11日の夜中も全局映るようになっていた。どうやら、各放送局はビーム調整と出力調整を頻繁に行っているようです。
出力
(推定)
P1ーP5、NHKE  140W
PL          255W
NHKG        410W
10日 11日  結 果
時間 3:32 3:39 4:03 5:08 5:34 15:35 23:30 1:00 増力前→5:34→(8/10)23:30
MX (20ch) 0 →43 → 44   →0 → 44 42 40 43 ×→◎
フジ (21ch)  0→ 41
(5)
→ 41 → 42 →42 →42 41 41 42 ×→◎
TBS (22ch) 0 → 37
(4)
→ 37 →36 →38 →38 35 37 38 ×→△(ブロックノイズだらけ)→○
テレ東 (23ch) 0 → 35
(1)
→ 35 →37 → 0 → 0 37 36 39 ×→×(ブロックノイズだらけ)→×
テレ朝 (24ch) 0 → 35
(1)
→ 35 → 36 →36 →36 37 35 38 ×→△(ブロックノイズだらけ)→×
日テレ (25ch) 0 → 35
(1)
→ 35 →36 →38 →38 37 36 39 ×→×(ブロックノイズだらけでキ-,キー鳴いている)→×
NHK-E (26ch) 0 → 31 → 32 →35 →35 38 36 39 ×→○
(ブロックノイズでないのが不思議)
NHK-G (27ch) 48→ 48 → 48 → 49 →50 →50 49 48 50 ◎→◎

<文頭>
(10) (HD)ハイビジョン番組ほんの一例

地デジの魅力は!
その1、ゴーストも無く肌の色がきれい。
その2、NHKGは、全てワイド画面である。他社でもワイド番組もある。
その3、デーボタンを押すだけでご当地の天気予報を見られる。
その4、音も澄み切っていて聞きやすい。
その5、アナログの擬似とは違って、天も地も映るし、足も太くならない。

いずれも、液晶画面では動きがぎこちなくなるので、2004年8月現在では、ブラウン管式テレビがよい。現在提供されている主な番組は、次のとおりです。

毎日(月曜日〜金曜日)
   ニュースはほとんど、ハイビジョン放送!
     午後1時20分  テレビ朝日   徹子の部屋
     午前5時  
 ワイド番組     NHKG      NHKニュース
     午前5時   ワイド番組     日テレ      NNN24
     午前5時     朝テレ      やじうま
     午前5時     テレビ東京    モーニング
日曜日 午前11時    NHKG      地球紀行        (半日、早く先行放送)
     午後0時  
 ワイド番組  NHKG      NHK素人のど自慢
     午後1時  
 ワイド番組     NHKG      大河ドラマ「新撰組」  (半日、早く先行放送)
火曜日 
木曜日 午後9時   ワイド番組     TBS       渡る世間は鬼ばかり
      午後10時   ワイド番組     TBS       ドラマ「ばつ彼」
某掲示板には民放は8月31日から350W、9月7日に700Wに増力って話題がありますので、エリアが広がっていくのが楽しみです。

(11) 受信環境の考証(地域限定混合器の撤去)

測定日       
アンテナ      
トラップ       
地域限定混合器 
ブースター     
ケーブル 
分配器 3個
ブースター    
テレビ     
2004年8月15日
マスプロ LS20
日本アンテナの屋外型UHFエリミネータフイルターUBE(J16)
日本アンテナの屋外型MI(13−28)
屋外型マスプロ UB33S(アンテナ直下)
既設5C2FV   21mくらい?

室内型YAGI VTR-W26A(テレビ直前)
TOSHIBA 28D400
-  
10dB
−3dB

−6dB
30dB
−7dB
−6dB
20dB
-   

 前回のデーターをもう一度、よく眺めてみるとアンテナレベルが3ほど低いだけで、P1からP5まで受信できていないのが目に付く。あと3ほどアンテナレベルを上げて、ゴーストの無いマルチ画面の地デジ民間テレビ放送を見たい!!
そんな願いから、これまでの作業を考証してみました。この対処とは、第一案として隣接地(200m)の携帯電話基地から来る信号のカットをする、第二案として一番損失の多い 地域限定混合器の撤去である。それぞれについて、試してみました。その結果、全ての民放の受信を達成しました。その結果は、次の表と写真をとくとご覧あれ。何はともあれ、増力とエリア拡大が究極の解決策です。

(地域限定混合器の撤去前後のアンテナレベル)
地域限定混合器を取り付けるとアンテナレベルが、『7』さがるのが分かる。


(撤去前)
地域限定混合器の撤去後
(撤去後)
出力
(推定)
P1ーP5、NHKE  140W
PL          255W
NHKG        410W
 結 果
撤去以前 携帯電話基地信号のカット 地域限定混合器の撤去 地域限定混合器の撤去
MX  (20ch) 43 - →46 ◎→◎ MX
フジ  (21ch) 42 → 40 →46 ◎→◎ CX
TBS (22ch) 38 → 37 →42 ×→◎ RX
テレ東 (23ch) 37 → 36 →42 ×→◎ TX
テレ朝 (24ch) 37 → 32 →43 ×→◎ EX
日テレ (25ch) 38 - →43 ×→◎ AX
NHK-E (26ch) 39 - →44 ◎→◎ AB
NHK-G (27ch) 50 - →52 ◎→◎ AK

概観のスマートなUNO-200で受信できれば、美観上、それに越したことはないので、試してみたが良い結果を確認できなかった。
(参考)室内ブースターの効果(測定日:8月16日16時)
街の量販店でよくお目にかかる室内ブースターを評価してみました。室内ブースターでは、効果を多く望めないのは、回路特性がデジタル対応でないことなどが原因しているとも推測されるが、多分、室内で減衰しない前に、デジタル対応屋外ブースターで増幅するのがよい。

出力
(推定)
P1ーP5、NHKE  140W
PL          255W
NHKG        410W
あり なし
MX  (20ch) 44 →44 MX
フジ  (21ch) 44 →44 CX
TBS (22ch) 36 →37 RX
テレ東 (23ch) 40 →38 TX
テレ朝 (24ch) 40 →40 EX
日テレ (25ch) 42 →40 AX
NHK-E (26ch) 40 →39 AB
NHK-G (27ch) 50 →50 AK

アンテナ比較(地域限定混合器の撤去後)

話題の変わり種のアンテナUNO-200より、パラスタックUHFアンテナが勝る性能

出力
(推定)
P1ーP5、NHKE  140W
PL          255W
NHKG        410W
マスプロ LS20 UNO-200
MX  (20ch) →46 - MX
フジ  (21ch) →46 →40 CX
TBS (22ch) →42 →37 RX
テレ東 (23ch) →42 →39 TX
テレ朝 (24ch) →43 →37 EX
日テレ (25ch) →43 → 37 AX
NHK-E (26ch) →44 → 40 AB
NHK-G (27ch) →52 → 50 AK


株式会社エフ・イー・シー UNO-200について補足します。
東京MXテレビで販売しているUHFテレビジョン放送受信小型平面アンテナは、UHF20素子相当(8−11.5dB))ですが、ベランダなどに、取り付け可能な軽量コンパクトで人気がある。(詳細はこちら)

東京MXテレビで販売するアンテナ UNO-200

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各社UHF地域向混合器

(1) 日本アンテナ
アッテネータ付
(多摩、埼玉、横浜、高崎)

(多摩、埼玉、横浜、高崎、東京)
日本アンテナ
ハイQ共振回路使用タイプ(東京長野名古屋向け)
YAGIアンテナ
マスプロ電工
アッテネータ付
樹脂ケース、F端子中京地域用と関東地域用がある

<文頭>

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作成日:2004.8.9
更新日:2004.8.16

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