ワイド、高精細画面で迫力倍増!
(2004.3月に目標としたこと)
これまでのテレビ放送の画面(SD画質)は、走査線525本、縦横比4:3で放映していた。 地上デジタル放送のハイビジョン画質(HD画質)では、1125本できめ細やかさは約6倍の高精細な画質。しかも、16:9で迫力のワイド画面。
2004年は四年に一度のオリンピックのあたり年。地上デジタルの晴れ舞台。国策事業として推進する全国地上デジタル化計画:アナアナ変換を早く切り上げて。2004年6月予定の多摩中継局の一刻も早い旧chの停波(電波を止めて)、東京タワー増力をみんな待っています。多摩地区でも民放デジタルでオリンピックを見たい!
従来のアナログ放送1チャンネル分の帯域(6MHz)でデジタルハイビジョンの高画質・CD並みの高音質番組に加えて、双方向番組を3チャンネル放送が楽しめます。画像の多重映り(ゴースト障害)もデジタル放送ではほとんどありません。地上デジタルの番組内容、放送内容は、地上アナログと全く同じではありません。
関東・近畿・中京での放送開始は、2003年12月1日。放送は、すべてUHF帯を使用します。混信防止のためタワーより西側:多摩地区には送信ビームが向いておらず現時点では受信するのは難しいといわれています。現在のアナログテレビ放送は、平成23年(西暦2011年)7月24日までです。
国民はアナログ放送終了(平成23年(西暦2011年)7月24日)前までに、地上デジタル用アンテナ設備(UHF)追加工事をしておく必要があります。アナログ放送終了後には、不要となったVHF、UHFアンテナの撤去工事を行う必要があります。この件に関するPR記事は「タウン紙に先手を取られる行政都市」八王子市広報では、現在、一切ありません。
(2004.5.8)[サービス料金]地上デジタルテレビ放送は、いいことずくめです。詳しくは新しい楽しい地上デジタルテレビ放送-パーフェクトガイド総務省(情報通信行政)のHPをごらんください。きっとその魅力に満足されることでしょう。
[デジタル中継局の技術的問題]2004年5月現在、東京タワーの地上波デジタルは水平偏波であるため、地上波デジタルを、多摩地域で受信しようとすると水平偏波の多摩テレビ中継局の混信を受けている。
アナログを受信とて同様にデジタルの混信を受けるのである。
多摩テレビ中継局のアナログ放送が送信終了してデジタル放送に一本化したあとで、もしSFN送信を実施すると、親局を背にサテ局を見るような地域(多摩テレビ中継局のケースでは稲城、日野、豊田、多摩)では、アンテナのFB比で東京タワーの地上波デジタル親局を垂直偏波にしなかったことに起因した混信を技術的に解消できよう。
だが、親局とサテ局を同一方向で見るような地域(多摩テレビ中継局のケースでは八王子、相模原、津久井)では、二方向からの電界強度フリンジ(fringe:房)が発生しビットエラーが大きくなり、この手の受信障害の解消は困難であると言われる。
多くのサテ局サービスエリアが、親局のフルパワー化で完全にカバーされる。
関東地区では、バブル期に建設し過ぎたテレビ中継局のつけが回ってきたといえる。今後、単に中継局をアナログ・デジタル変換するのでなく、過密な中継局のリストラ(削減)が避けられない。
さらに現在東京タワーからのVHFによる放送を見られる地域も、デジタル放送はUHF電波を使用する関係上、エリア外となる。これによりテレビ中継局を多数必要となるが、中継局を適所に配置し受信障害を受ける地域をモザイク状に拡大させないことが求められている。
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